契約書の作成と査定前の洗車
買取専門業者の示す査定額は、日々、変動し続けいるオークションの相場金額を基準にして算定されております。したがって、その種の業者を利用して車を売る際には、短期間の内に査定金額が変動することも少なくありませんので、気をつける必要があります。そのような事情から、査定額が下がってしまった場合に、「以前来店した時と、話が違う。」などといったクレームをつけたとしても、口約束しかしていなければ、圧倒的に不利なポジションに立たされることが多くなるでしょう。そういったトラブルを避けるために、買い取り価格や車両の引き渡し期限などは、きちんと契約書に記載しておくことが大切なファクターになります。ただ、そうした契約書を作成したからと言って、いたずらに引き渡しの時期を遅らせるようなことは、避けた方が良いと思われます。そのようにして、車両を所有する期間が長引くと、走行距離が伸びたり、新しい傷やへこみが出来たり、機器が故障したりして、無用なトラブルを招くことにもなり兼ねませんので、注意する必要があります。
そして、出張や持ち込みなどによって、実車を査定してもらう場合には、ボディ外面やエンジンルーム、トランクルーム、車体底面、フェンダー内側などを、日頃行うよりも注意深く洗車することが、高値をつけてもらうための大事な要素になります。オーナー自らが洗車をする際には、屋根から始めて、高いところから低いところへ順番に洗うようにすると良いでしょう。もしも、その順番を逆にしてしまうと、高い部分を洗った時の汚れが、すでに洗った低い場所に付着して、二度手間になることが多いので、気をつける必要があります。洗車をする際には、ホームセンターなどで購入することが出来る、高圧洗浄機を利用するのも良いと思われます。その種のアイテムを使うと、ボディーやホイールタイヤハウス、ドア、窓、バンパー、モール、エンブレムの隙間などにたまった泥やほこりなどをきれいに落とすことが可能になります。ただし、高圧で水をかけることになりますので、板金塗装を施した箇所や、塗装がはがれかかったりしている部分に使う際には、充分に注意することが必要です。また、洗剤を含ませたスポンジで車を洗う場合には、同じ個所を重複してしまうことの無いよう、気をつけることが大切です。